『さとほろイチゴの生産者トーク』に参加してきました。
会場は BARCOM Sapporo(バルコ札幌) 札幌市中央区帰宅2条西2丁目 STV北2条ビル1F
第一部は 生産者・桜井農園の桜井信一さんと フードライター 深江園子さんのトークセッション
第二部は イチゴのコースを食べる
イチゴを使ったお料理 メニュー
さとほろのドレッシング 紅玉のアップルパイ 柿のサラダと生ハム
さとほろとチーズのコントラスト 酪恵舎のリコッタとさとほろのラビオリ
ブルーチーズソース ホタテとイチゴをアクセントに
モヒートのグラニテ
さとほろのジャムをアレンジ 滝川産 合鴨の低温ロースト
そのジュで炊いた牛蒡 さとほろと黒ビールのソース
さとほろのジェラートを添えて カカオのテリーヌ
説明を追加 |
海藻のバターとパン |
【さとほろ】と言うイチゴ。
1988年 札幌市の中沼にある農業試験場で 1139番目の新種として デビューした。
最初は 札幌1号と名付けられたが 商標登録で問題があり アイヌ語の札幌(satporo)
から由来するらしい。
特徴は 大きさ 酸味と香りのバランンスのよさ。 中まで真っ赤な実。
ただ、イチゴはいったん摘むとつい熟しないため。市場出荷に合わせて早積みすると、完熟したときの真っ赤な実の本領が発揮できない。
熟したものを軒先で販売するには 1年間でほんの2週間しか店先に並ばない、幻と言われる所以。
〈現状〉
生食用には やわらかくて酸味の少ない物が好まれる。
一年中栽培される 四季なりのため ほとんどがビニールハウスで 味はいいがやわらかく ケーキにはむかない。
イチゴが一番売れるのは クリスマスケーキに使われるため12月。
旬でないこの時期に ケーキ用に実が硬い物が品質改良され来ている。
高くても売れるため イチゴ農家は ケーキ用のイチゴを多く栽培している。
そんな中で さとほろには 厳しい現状となり 生産者が少なくなって来ていると言う事です。
そんな さとほろに惹かれる使い手が、ここ数年現れています。
ジェラート職人 増谷尚紀さんは 酸味と香り、中まで真っ赤な完熟の実は 着色料を使わないじぇらーとに欠かせない原料となります。
札幌のシェフ 塚田宏幸さんも 過熱時のイチゴらしい酸味は、今の品種にない魅力と語っています。
イチゴらしいイチゴ 【さとほろ】の魅力を 是非全国の皆さんにも 知ってもらいたいと思いました。